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人と学ぶ場ふらっと | 卒業式 | 答辞全文 | 生き様が表れる

2018.03.12

3月10日(土)に卒業証書授与式を挙行しました。

今年は、フリースクールの小学生、中学生も合わせて、合同卒業式画できました。

昨年の答辞も最高でしたが、今年も負けず劣らずのすばらしい答辞でした。

以下に、全文載せますので、ぜひご覧ください。

答 辞

冬の寒さも和らぎ、窓から見える景色も春を感じさせる陽気となってまいりました。今日、このよき日に、私たち六名はここを卒業し、それぞれの道へと歩んでいきます。

三年前の私のままだったら、今こうして前に立ち、答辞という大役を任せてもらえることはなかったと思います。そう思うのは、今こうして自分と向き合うことができるようになったからです。

中学生のころ、学校での人間関係のトラブルが度重なり、誰も信用できなくなりました。誰かに相談することも、頼ることもできず、一人で抱え込んでいました。自分以外の人は、みんな敵に見えて、人が怖くなりました。本当につらい毎日でした。

その頃から、外出するときは、いつもマスクをつけ、なるべく人の顔を見ないように、また、自分の顔が見られないようにうつむいて歩くようになりました。すれ違う人たちが笑いながら会話をしていると、『私のことを笑っているんじゃないか?』と思っていました。一度そう思い始めると、それだけでは終わりません。外でマスクをはずすどころか、外出することすらできなくなりました。そして、次第に自分の部屋に引きこもるようになり、笑うこともできなくなっていきました。いつも部屋にいて考えていたこと。それは『なんで生きてるんだろう?』という生きることに対する疑問でした。

何があっても頑なにマスクをはずさない私の行動は、誰にも理解してもらえませんでした。家にもマスクを常備し、カバンにも常に予備のマスクを六・七枚入れていました。私にとってマスクは、精神安定剤みたいなものでした。マスクをつけることで、相手と自分の間に見えない壁を作り、最低限のかかわりしか持たないことでなんとか生活できていました。

ただ、私には美容師になるという夢がありました。そのためには、専門学校に行かなければならないこともわかっていました。そして、専門学校に進学するには、高校卒業資格が必要だということもわかっていました。だから、高校にいかないという選択肢はなく、通信制高校への進学を決めました。また、高校に行くころには、このまま部屋に閉じこもって人とかかわらない生活は変えなければならないと思っていました。

高校に入学できた私は、アルバイトを始めました。最初のアルバイトは、バイト先の人とうまくいかず、悩む日々が続きました。それでも、一年以上バイトを続けられたことは、確実に自信へとつながったと思います。

そして、加藤先生、やわら先生と出会えたことが、前へ進む上で大きなきっかけとなりました。二人がいてくれたおかげで乗り越えられたこと、がんばれたことがたくさんあります。「美咲ならできるよ!」と私を信じてかけてくれる言葉。一年生のころ約束した「卒業までにマスクをはずす」という目標を、急かさずに信じて待っていてくれたこと。ずっと気にかけて支えてくれたこと。感謝してもしきれません。ありがとう。

最後にふらっとの仲間、新たなバイト先で出会った仲間、出会ってくれた人たちのおかげで、私は成長することができました。『自分は自分でいいんだ』そう思えるようになった今は、マスクに頼らず前を向いて生きていけます。

今年は、ふらっとにたくさんの仲間が増え、にぎやかになりました。年を追うごとにどんどんふらっとが素敵な場所になっていっているのを感じます。ふらっとに通うことができて本当によかった。ふらっとで過ごした日々は、これからもずっと大切な思い出です。もっともっと素敵な場所になることを願っています。私ももっともっと素敵な人間になれるよう努力していきます。最後にもう一度。ありがとうございました。

 

平成三十年三月十日

卒業生代表   長村 美咲

自分の生きてきた道を真剣に振り返り、悩みに悩んで書いてきてくれました。

彼女は、中学校に行っていません。

でも、こうして自分の道を切り拓き、自ら歩みだしています。

卒業生の皆さん。

ご卒業おめでとうございます!

またいつでも「ふらっと」きてください!

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