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人と学ぶ場ふらっとでの日々をブログに綴ります
不登校|通信制サポート校|岐阜駅すぐ|ともに悩み、考えるみんなの居場所
2018.01.27
こんにちは。人と学ぶ場ふらっと代表の加藤です。
不登校というワードについて考える。
先日、前にお世話になった職場の先輩が言われていました。
俺が小さいころは、「なんで学校にいかなきゃいけんのや?」なんて考えたこともなかった。
今は不登校の子も増えてきているけど、その子たちの中には、学校に行く意味を考えとる子もおる。
俺はその子たちはすげえ!!と思うんやよな。
もちろん、これはがんばって学校に行って、活躍している子たちを馬鹿にするようなニュアンスでは決してありません。
どうしても学校に行けなくて悩んでいる子たちや人間関係、将来について動き出すエネルギーがない子たちを否定的に見るのではなく、肯定的に受け止めているということです。
ふらっとにきて、生徒との距離が縮まり、日々いろんな話をするようになりました。
ひとりひとりの過去についてもありますが、なんでもない会話から伺えるその子らしさや考え方など…。
当たり前ですが、ひとりひとり本当に違うんです。
こうやって、その子らしさを感じれたときは、不思議とこちらの心も弾みます。
お互い、人として向き合えている感じがするからなのでしょうか。
うれしいひと時です。
ん——それなのに・・・
「不登校」・「ひきこもり」
せっかくのひとつひとつの生きる道を、こういったネガティブな言葉でくくってしまうことの違和感ったらありません。
そんな私も、こうやって文を書いたり、パンフレットをつくったりしていると、どうしても不登校やひきこもりというワードにいきついてしまうんです。
というかそれしか表現できなくて・・・
ここに来ている生徒は、こういった経験はしている子たちが多いです。
だけど、ひとりひとりと向き合っていると、いろんな事情やいろんな思いを抱えながら、日々、自分と向き合い、生きていることを感じずにはいられません。
私は、そんな生き方もとても尊いものだと思います。
しかし、生徒はそれをよしとは思ってはいません。
- 集団からはみ出た自分
- 友達がいない自分
- 恵まれていない自分
「不登校になってしまった自分」なんです。
世間で問題視されている「不登校に自分もなってしまった」という感覚です。
自分にものすごい罰を与えながら生きているんです。
だから、せめて出会った子たちには…
「それでいいんだよ」と受け止めていきたい。
「それでいいんだよ。」の繰り返しから、「これでいいのかな。」と自分で自分を許すことができるようになってほしい。
そしたら、最後は「これでいいんだ!!」と自信をつけて社会に出て行けたらなぁ。
と思っています。
私たちは、生徒がこんな風に感じることができるために何ができるのか?
今日も考えています。
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