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何気ない日常の中のちょっとだけ特別な日(岐阜市:フリースクール、通信制高校)

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何気ない日常の中のちょっとだけ特別な日(岐阜市:フ...

今日は小学校で卒業式が行われています
ふらっとでは「節目を祝う会」として小6、中3、高3を対象として行っています
先日、保護者からの感想を載せましたので、そちらもご覧ください

さて、さまざまなフリースクールや居場所でこのような式や会が行われています
やり方もさまざまでそれぞれの特色が出ているなぁと感じています

さて、本題です
ここから思いっきり主観です

卒業式に来賓祝辞があります
人は1人で生きていないので、感謝の根っこを辿れば、その来賓の方にも必ず辿り着きます
そんなことはわかっています
でも、あえて書きます
めちゃくちゃいらんと思います
だって、来賓の人たちのこと知らないんだもん
感謝しようってのがムズイんだもん

来賓の方にするペッコリ45度
儀式的行事であるということはわかっています
だから、卒業式の練習をします
めちゃくちゃいらんと思います

あの時間を削って、仲間たちとわちゃわちゃ教室で過ごす時間を増やしてあげたらいいのに
あの時間を削って、アルバムに大人になって見たらめっちゃ恥ずかしいメッセージを交換しあったらいいのに
あの時間を削って、子どもたちが話す時間を取ったらいいのに

ふらっとの節目を祝う会は9回目となりました
練習したことは一度もありません
でも、こちらが礼をしたら礼をしてきます
ひとり一人に「ありが状」というオリジナルの卒業証書的なものを手渡すとありがとうと返ってきます

写真もいつでもどこでも撮っていいです
前に来て撮ってくださる親さんもいます
僕としても儀式としての意識はあります
でも、スーツ着てないです
それは、日常の中のちょっとした一コマでしかないからです

こんなちょっと特別な日がふらっとで過ごした中にあったね
だから、普段は着ない制服を着てくる子がいます
バチっとスーツで決めてくる子や髪をセットしてくる子がいます
いつも通りの格好でくる子がいます
それだけです

今年、特に感じたことがあります
子どもの言葉に勝るものなし
生のその時の思いに勝るものなし
今を生きている子どもたちが今感じていることが全てなんだと感じました

これ、作文してあって、練習してあったらこうはなりません
オレも毎年話させてもらうけど、原稿なんて一切作ってません
しょうもない話になってしまうこともあります
でも、それでいい
いや、それがいい

ふらっとには卒業という概念はありません
卒業できるとしたら、オレを超えたらです
「超える」もそれぞれの意味でいいです
今の活躍してる姿をみせたかったら
今のしんどくて困っていることを伝えたかったら
いつでも来て欲しいと思います

でも、多くの子はしんどい時に来ません
しんどい時こそ会いに来て欲しいと思います

繰り返しになりますが、卒業式の練習はめちゃくちゃいらんです
でも、ふらっとみたいなところはめちゃくちゃいるです