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岐阜新聞に取り上げていただきました(岐阜市:フリースクール:通信制高校)

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岐阜新聞に取り上げていただきました(岐阜市:フリー...

【久しぶりに新聞掲載】

小中学校で不登校の児童生徒が右肩上がりに増えている。
文部科学員が2月末に発表した2023年度の「問題行動・不登校調査」では、小中学校に30日以上欠席した全国の児童生徒数が34万6482人となり、過去最多を更新。
文科省が実施した教員対象のアンケートでは、「無気力」が不登校の理由のトップを占める。
一方、不登校の子どもの支援に関わる関係者は「最初から無気力な子はいない」と教員目線に頼った原因分析に警鐘を鳴らしている。

「学校に行かなくなった理由はやっぱり分かんない」。
岐阜市のフリースクール「ふらっと」に通う小学4年の男児は話す。
学校に行こうとすると腹痛が起きるようになり、登校できなくなった。
元教員でスクール代表の加藤隆史さん(43)は、アンケートを見ながら自身の教員時代を振り返る。
「正直、原因は分からないんです。いじめでも、家庭に問題があるわけでもないから消去法で無気力と答えている。僕自身がそうでしたから」
教員対象のアンケートでは、小中学校の不登校理由について「学校生活に対してやる気が出ない等の相談があった」が32・1%で最も多く、「無気力」が主な理由と位置付けた。
一方、文科省が今年3月に発表した、山梨県など一部の子どもや教員らを対象にした委託調査では、無気力の要因について「気持ちの落ち込み、いらいら」がトップとなり、「学業の不振」が最も多かった教員との認識の違いが見られた。
スクールには、岐阜市近郊の小学生から高校生約70人が在籍する。
当初は不登校になった理由が分からないと答える子が多いが、信頼関係を築くうち「担任の先生が苦手」「人間関係がうまくいかない」などと原因を話してくれることもある。
加藤さんは「不登校になるには何か原因はあったはず。その子の本心を聞き出して好きなことや興味のあることを伸ばしていくことが大切」と話す。