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揺れていい(岐阜市、一宮市:フリースクール、通信制高校)

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揺れていい(岐阜市、一宮市:フリースクール、通信制...

最初に言っておくとめちゃくちゃなげーから、読みたい人だけどうぞ

人と学ぶ場ふらっとでは、決まった時間に何かをするとかがありません。
ただ、高校卒業資格を取得するためには、連携させていただいている精華学園高等学校のスクーリングは必須です。
@seikagakuen.gifu
スクーリングとは、対面授業のことです。
スクーリングに出ることは、通信を選択する子どもたちにとって、思ったより高いハードルになります。
だから、スクーリングの時間を意味あるものにしたいと思います。
それぞれの先生によって方法は様々ですが、僕がやる時はできるだけ体験に基づいた話ができればと思っています。
教科の本質とはズレるところがあります。
でも、そこにこそ子どもたちにとって必要な価値のあることがあるような気がします。

先日は、自分の人生で何が起きて、それをどう捉えていくかという話をしました。
授業のスタートは「なぜこの授業を受けるのか?人の生き方を聞くことにどんな意味があるのか?」を考えてもらうことからです。

人生の転機は寄り道や無駄だと感じていたことにこそ存在すると思います。
だから、その人の失敗や体験を聞く中でそこに気づき、自分ならどうするかを考えることが大切だと思うのです。
この時間は意識しないとなかなかとることはないと思います。
特に高校生同士でそんな話をして、深く考えてみようなんてならないですよね(してる子もいると思うけど)

失敗しようと思ってその道を選んでいく人はいません。
だから、最初選んだその道が正解かどうかはわかりません。
でも、多くの人は正解の道を選ぼうとしています。
そんな道はないのに。

やれることはたった一つ。
その道を選んでよかったとすること。
その過程では、とにかく揺れます。
なんでこんなことしてんだろ?
これってなんか意味あんの?
自分は何がしたいんだろう?
こんなことをグルグル考えます。
だから、動きが見えにくいです。
考えるという動きは静的でとっても見えづらいからです。

そうこうしていると、考えてばっかりじゃ何も変わらんからとにかく行動しなさいと親は大人は言います。
子どもは動いとるやんけ!考えてるやんけ!となります。
そして、その子にとって必要だったであろう揺れる時間を奪います。
高校卒業しちゃうという期間が訪れるから親は焦るんです。
多くの人が18歳で高校を卒業しますが、高校卒業は子どもにとっての揺れる時間の期限ではないです。

揺れていい。

そして、その揺れを大きくするのが出会いだと思います。
ここに通う子どもたちは僕と出会っています。
ただ、僕の一面しか知りません。
だから、授業の中で新たな一面に出会ってもらいたかったんです。
目の前にいるのは一人の人間ですが、その中にも出会いがあるってことを感じてもらえたと思います。

学校が出会いの場になるといいなと思います。
通っている生徒は少ないけれど、少なくたっていろんな出会いはあるんです。
こういう考え方とか生き方とかにたくさん出会ってほしいな。