「何もしない」をする(岐阜市:フリースクール)
「何もしない」
はるさんからバトンを受け継いだやわらです。
何もしないを保障する。
ある子のお話。
いつも通りふらっとに来て、いつも通りの椅子に座り、いつも通りの携帯でゲームをしていたあの子。
その日はまだ人も少なくて、私も何をしようかなぁと、その子の近くで筆と紙を持っていき字を書きながら話しかけた。
たまたま「死」とはというテーマがあったので死について聞いてみた。
「生きてても死んでも変わんないから死ぬことは怖くない」なんてさらっと答えた。
その頃お山に行く度に生き物に触れ合う彼女の目がとても輝いているのが嬉しかった。どんな生き物もかわいいと触れちゃう所は才能だとも思っていた。
それを思い出して、ポニーに会いに行こうよ!と、その場でこんちゃんに電話した。
何してもしなくてもいいよ。
という時間の中で、子どもたちはすっと動き出す時がある。
はたまた、名前のつかない活動の時間の中で、その子にしか言えない言葉がぽろっと出てくる時がある。
そんなところに、大人ができることが転がっている。
はるさんの息子くんも過去に
急にブログを書きたいんだよね〜と独り言のようにつぶやいた。
ブログのネタがないからとご飯も作り出した。
そんなことを、子どもたちなりに考えて、一歩踏み出そうとしている。
誰にも評価されない。
こうするべきもない。
誰にも強制されない。
そんな中だから出てきた
やりたい。
やってみたい。
には、その子の
本来のエネルギーが
ひめている。
彼らが生きていくのは
親のでも兄弟のでもない
自分の人生。
だから
私たちはそこを全力で応援したい。
あの子の話。
あれから半年がたとうとしている。
今少しでも生きてることが
楽しくて
明日が来るのが
少しでも楽しみになっているのなら
私はものすごく
嬉しい。
何もしない時間の中には
あなたのことを知れる!
そんな宝物が
たくさんある。
次回は
たかしさん♪
ふらっとは異年齢を大切にしているよ。
どうして素敵なんだろう。
乞うご期待!!!